FXの無料の自動売買ツール(EA)はまだまだ安心できない(危険なナンピンマーチン)

無料の自動売買ツール(EA)の話です。海外FX口座のIB報酬を活用することで成り立っている無料自動売買ツール(EA)よくある仕様としてナンピンマーチンを採用しているものがあり、これがかなりリスキーであり警戒した方がよい物の一つと言えます。

マンピンマーチンは2つの機能を複合した言葉になります。

まず一つは「ナンピン」

これは株式投資などをやっている人などは、馴染み深い物だと思います。
一度エントリーをして、思惑と違う損をする方向へ振れたときに、反発を狙ってもう一度エントリーをする方法です。

FXは相場が上がったり、下がったりを繰り返します。なので最初のエントリーが思惑とは外れた方向にふれても、長期な動きの予想で間違っていないという確信のもと、もう一度エントリーするといった感じです。

もう一つは「マーチン」です。

マーチンは倍率が常に絡んできます。よくある倍率は「2倍」です。
一番有名な説明として、カジノのルーレットでの例があります。「絶対勝てる必勝法」と言われるが落とし穴だらけの必勝法です。
赤と黒のどちらかを当てて、掛け金が2倍になるルールは知っていると思います。まず最初のベットで「黒」を指定して外れた場合、次のエントリーにそのエントリーした2倍の額を同じ「黒」に入れる、それがダメだったらさらに2倍を同じ色にかけるといった賭け方です。それを続けていけば絶対利益がでるといった具合です。

この必勝法の最大の落とし穴は「倍倍」のエントリーが「永遠」できるなら、という前提になります。カジノルーレットの赤黒確率は、おおよそ50%ですが回数を重ねても50%は変わりません。この感覚が結構麻痺しやすいですね。2回連続で負けたから、次に勝つ可能性が高いと感じてしまうと思いますが、実際そんな事はありません。 いつだって50%なんです。20回連続で負けてしまう事も起きます。

無料EAは自動的に無慈悲にその「ナンピンマーチン」をします。その時の経済状況や社会情勢などは鑑みてはくれません。
そして、自動でナンピンマージンしたものは利確をしないでずっと損をした状態で、エントリーを持ち続けます。いわゆる「含み損」と言うやつです。

ナンピンマーチン系の自動売買ツールを、ブログやSNSで声高らかに「おすすめ」している多くはこの「含み損」を伝えない物が多かったです。
最終的にこの含み損が膨れ上がり、損切りもできず証拠金の多くを無くしてしまうといった感じです。

たとえ勝率が90%だったとしても、残りの負率10%がこの莫大な含み損だったとしたらあっという間に破綻します。

EAの仕様としての「ナンピンマーチン」はかなり警戒するべき物と言えます。
特にこれから無料の自動売買ツールを使ってみようかと考えている方は留意しておいてください

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